伊勢志摩地方に伝わる「蘇民将来」の書かれた厄除けの御守札です。
首に掛けられるように長めの紐が付いています。
蘇民将来のいわれ
昔、伊勢の地を旅した須佐之男命(スサノオノミコト)は、日が暮れ泊まるところに困っていると、貧しくとも心豊かな蘇門将来(ソミンショウライ)が、須佐之男命を自分の家に泊め、手厚くもてなしました。須佐之男命は蘇民将来の善行に大変感激し、「後の世に疫病あらば、汝、蘇民将来の子孫と云いて、茅の輪を以ちて腰に付けたる人は免れなむ。」と言い残し、去っていきました。
以来、蘇民将来は茅の輪のおかげで、疫病が流行ってもその災いから免れ代々栄えました。そして、いつの頃からか伊勢地方では、しめ縄に魔除けとして「蘇民将来子孫家門」の札を下げるようになったと言われています。
門符の裏に書かれている「急々如律令」とは、悪魔を退散させる呪文の一つ。(急々に律令のように厳しくせよの意)
また、左右には格子形「ドーマン」と星形「セーマン」と言われる魔除けの印が入っています。(伊勢志摩の海女が魔除けの印として使ってきました。
「セーマン」は陰陽道の安倍清明、「ドーマン」は芦屋道満の影響を受けていると言われています。)
≪裏面≫
●サイズ:縦約7.5cm×横約3.5cm、紐の長さ約45cm